特集 臨床医からみたPOCT
日常診療とPOCT
〈外来診療〉
性感染症(STD)疑いの男性患者—淋菌のグラム染色,尿中クラミジア抗原
山田 智也
1
,
安藤 諭
2
1藤田医科大学総合診療科
2藤田医科大学岡崎医療センター総合診療科
キーワード:
尿道炎
,
淋菌
,
グラム染色
,
尿中クラミジア抗原
,
核酸増幅検査
Keyword:
尿道炎
,
淋菌
,
グラム染色
,
尿中クラミジア抗原
,
核酸増幅検査
pp.712-715
発行日 2023年4月10日
Published Date 2023/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402228917
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Point
◎尿道炎は男性の性感染症(STD)のなかで最多である.
◎尿道炎は原因微生物により,淋菌性・クラミジアを代表とする非淋菌性に分類される.
◎男性の尿道炎患者に対して淋菌のグラム染色,クラミジア抗原検査を行うとクリニックでも迅速に診断・治療の実施ができる.
◎女性のパートナーの治療につなげることで,不妊症などの合併症を避けられる可能性がある.
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