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身近に潜んでいる二次性心筋症:二次性心筋症はrare diseaseではない
石田 純一
1
1東京大学大学院医学系研究科循環器内科学
キーワード:
二次性心筋症
,
トランスサイレチン型心アミロイドーシス
,
tafamidis
,
patisiran
Keyword:
二次性心筋症
,
トランスサイレチン型心アミロイドーシス
,
tafamidis
,
patisiran
pp.333-336
発行日 2020年9月1日
Published Date 2020/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika126_333
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Summary
・二次性心筋症は鑑別が重要である一方で,多彩な疾患が含まれることから診断に苦慮する例が少なくない.
・心アミロイドーシスは二次性心筋症の一つであり,沈着するアミロイド蛋白の種類によって,主に免疫グロブリン軽鎖型とトランスサイレチン型の2病型からなる.
・トランスサイレチン型心アミロイドーシス(ATTR-CM)は遺伝子異常の有無により,野生型と変異型に分類される.
・ATTR-CMの診断には心エコー,ピロリン酸シンチグラフィ,心臓MRIが重要である.
・ATTR-CMのファーストインクラスの治療薬としてtafamidisが承認され,今後さらなる治療の進歩が期待される.
© Nankodo Co., Ltd., 2020