特集 超高齢者循環器診療の術-先生のお悩みはなんですか?-
診る1
治療につながる老人性アミロイドーシス(野生型トランスサイレチンアミロイドーシス)の早期診断はどうすればいいのか ― 野生型トランスサイレチンアミロイドーシスの診断のアルゴリズムと治療薬タファミジス(ビンダケル®)に関する医療経済面も含めて―
佐野 元昭
1
1慶應義塾大学医学部循環器内科
キーワード:
トランスサイレチン
,
99mTc-ピロリン酸シンチグラフィ
,
タファミジス
,
HFpEF
,
薬価
Keyword:
トランスサイレチン
,
99mTc-ピロリン酸シンチグラフィ
,
タファミジス
,
HFpEF
,
薬価
pp.1112-1117
発行日 2020年12月9日
Published Date 2020/12/9
DOI https://doi.org/10.18885/HV.0000000391
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野生型トランスサイレチン(ATTRwt)アミロイドーシスは,高齢男性の左室収縮能が保たれた心不全(HFpEF)の主要な原因疾患の1つである。骨シンチグラフィによって非侵襲的に診断が可能な可能性が示されたこと,患者さんの予後を改善する治療薬が登場したことなどによって,認知度が高くなってきた。正しい診断のもと,わが国における罹患率などを明らかにしていく必要がある。
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