増大号特集 これからもスタンダード!—Quality Indicatorの診療への実装—生活習慣病を中心に
医療の質,診療評価指標という概念の理解
プライマリ・ケアにおける診療の質の評価と改善
青木 拓也
1
1東京慈恵会医科大学総合医科学研究センター臨床疫学研究部
キーワード:
医療の質
,
プライマリ・ケア
,
Patient Experience
,
PX
,
Ambulatory Care Sensitive Conditions
,
ACSCs
Keyword:
医療の質
,
プライマリ・ケア
,
Patient Experience
,
PX
,
Ambulatory Care Sensitive Conditions
,
ACSCs
pp.1825-1829
発行日 2022年10月10日
Published Date 2022/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402228517
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Point
◎アフターコロナにおいては,プライマリ・ケアの質評価・改善が,より一層重要な意義を有する.
◎プライマリ・ケアの質を評価する際の概念枠組みとして,経済協力開発機構(OECD)によるHealth Care Quality Indicator(HCQI)プロジェクトの枠組みやプライマリ・ケアの特性がある.
◎プライマリ・ケアにおけるQIセットの例として,Quality Book of Tools(QBT)やQI for Primary Care practice in Japan(QIPC-J)が挙げられる.
◎Japanese version of Primary Care Assessment Tool(JPCAT)は,Patient Experience(PX)を用いてプライマリ・ケアの特性を評価する日本版尺度である.
◎Ambulatory Care Sensitive Conditions(ACSCs)による入院の割合は,地域レベルのプライマリ・ケアの質を評価するQIである.
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