連載 主治医の介入でこれだけ変わる! 内科疾患のリハビリテーション・2
リハビリ・運動療法の必要性と基本知識
機能障害・身体機能の評価
上月 正博
1,2
1東北大学病院 リハビリテーション部
2東北大学大学院医学系研究科 機能医科学講座 内部障害学分野
pp.1868-1875
発行日 2021年10月10日
Published Date 2021/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402227875
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対象患者の診察にあたっては,病歴(既往歴,現症,家族歴),身体所見(身長,体重,血圧,脈拍),各種検査結果(血液検査,尿検査,心電図,胸部X線など)に加えて,動脈硬化性疾患の危険因子(喫煙歴,高血圧,糖尿病,脂質異常症,高尿酸血症,肥満など)の有無とコントロール状況,合併症や併存症の状況などを情報収集し,評価する1).そして,必要に応じて機能障害評価,生活情報・日常生活機能分類,栄養評価,運動負荷試験などを行う.
本稿では,機能障害と身体機能の評価について解説する.
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