特集 その考えはもう古い!—最新・感染症診療
コラム
日々のカンファレンスのアート
岩田 健太郎
1
1神戸大学都市安全研究センター感染症リスクコミュニケーション分野
pp.620-621
発行日 2021年4月10日
Published Date 2021/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402227586
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神戸大学病院ではパンデミック後,学生は自宅待機,病院実習ができない状態だった.それもようやく緩和され,学生たちはさまざまな制限付きで実習に参加,したのも束の間,COVID-19の院内感染が発生してしまい,学生は再び自宅にて蟄居,現在に至っている.
大学病院での感染症のカンファレンスは医学生,初期研修医,後期研修医(フェロー),アテンディング(指導医)の集う臨床的,かつ教育的カンファだ.われわれは基本的に毎日行う.ベッドサイドに一緒に行くのは新患と「見ないとわからない,あるいはやばい」ケースに限定している.密にならないためでもあり,効率をよくして生産性を上げるためでもある.行列的教授回診はもはや過去のものだと考えている.
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