増刊号 救急診療 好手と悪手
内分泌系
甲状腺緊急症—稀な病態に適切に対応し,専門医に引き継げるように!
大塚 勇輝
1
,
大塚 文男
1
1岡山大学病院総合内科・総合診療科
キーワード:
甲状腺クリーゼ
,
粘液水腫性昏睡
,
Burch&Wartofskyの診断基準
,
抗甲状腺薬
,
レボチロキシン
Keyword:
甲状腺クリーゼ
,
粘液水腫性昏睡
,
Burch&Wartofskyの診断基準
,
抗甲状腺薬
,
レボチロキシン
pp.179-184
発行日 2021年4月1日
Published Date 2021/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402227536
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こんな対応は悪手
①動悸や下痢の鑑別に甲状腺クリーゼを挙げない
②甲状腺機能の血液検査結果が出るまで治療を開始しない
③β遮断薬ならどれでもよい
④解熱鎮痛薬としてNSAIDsを使用する
⑤昏睡していないので粘液水腫性昏睡を否定する
⑥内服できないためレボチロキシン投与を諦める
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