特集 循環器診療2020—どこまで攻めて,どこから引くか?
画像診断・その他
冠動脈疾患に対する画像診断—CTか? それとも負荷検査か?
肥田 敏
1
,
近森 大志郎
1
1東京医科大学循環器内科
キーワード:
慢性冠動脈疾患
,
非侵襲的画像診断
,
診断精度
,
予後予測
Keyword:
慢性冠動脈疾患
,
非侵襲的画像診断
,
診断精度
,
予後予測
pp.1743-1745
発行日 2020年9月10日
Published Date 2020/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402227188
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Point
◎冠動脈CT検査(CTA)は陰性的中率が高く,除外診断能に優れており,検査前確率が低い症例や慢性冠動脈疾患(CAD)診断がされていない症例に行うことが推奨される.
◎負荷心筋シンチグラフィ(MPI)は検査前確率が高く,高齢で冠動脈石灰化が高度であることが予想される症例や冠血行再建術が必要な症例,CTAに適さない腎機能障害,不整脈症例に行うことは適している.
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