連載 ケースレポートを書こう! acceptされるために必要なこと・1【新連載】
ケースレポートにできる症例・できない症例って?(前編)
見坂 恒明
1,2
1兵庫県立丹波医療センター地域医療教育センター
2神戸大学大学院医学研究科医学教育学分野地域医療支援学部門
pp.762-766
発行日 2020年4月10日
Published Date 2020/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402226962
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「学会発表した症例をケースレポートにしてみよう」という声はよく聞かれるが,実際にケースレポート作成にまで至ることは多くない.その理由として,指導医も含めて,具体的な書き方や投稿方法がわからないということがしばしば見受けられる.しかし,論文として掲載されたケースレポートは,日常診療で困ったときに解決の一助として役立つだけでなく,それ自体が臨床研究の起点となることがある.
そこで本連載では,ケースレポートになりうる症例の選択から,書き方,投稿方法,査読対策に至るまでを提示・解説していく.まずは,ケースレポートになりうるのはどのような症例なのかを考えてみよう.
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