特集 デキル内科医のコンサルト—専門医が教える隠れたエッセンス
コンサルトを依頼する
右下腹部痛を主訴とする急性腹症
佐藤 武揚
1
1東北大学病院高度救命救急センター
pp.718-722
発行日 2020年4月10日
Published Date 2020/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402226950
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Point
◎急性腹症は疾患名でなく症状から診断するもので,関わる臓器は複数にわたる.
◎急性腹症は血液検査や画像検査で偽陰性のことがあり,病歴や身体所見から総合的に判断する.
◎急性腹症は初療時に診断がつかないことが稀ではなく,まず生命に危険を及ぼす徴候があるかどうか(step1)を評価し,その後,病態,身体所見から診断を進める(step2).
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