連載 Step up腹痛診察・9
48歳男性,右下腹部痛
小林 健二
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1聖路加国際病院附属クリニック聖路加メディローカス一般内科
pp.954-957
発行日 2014年5月10日
Published Date 2014/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402107562
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[現病歴]来院2日前に右下腹部の張りを自覚した.張りはあるものの食事は問題なくでき,スポーツジムで運動もできた.来院前日,午後8時頃に夕食を摂取した.午後9時頃から右下腹部の膨満感に加えて,差し込むような痛みが出現した.疼痛は持続性で波はなかった.徐々に増悪するため翌日外来を受診した.嘔気,嘔吐,悪寒,発熱,下痢,便秘,血尿はなかった.痛みの増悪因子,寛解因子は明らかでなかった.痛みの放散はなかった.痛みは徐々に増悪し,来院時の疼痛はNRS(Numeric Rating Scale)で7/10だった.
[既往歴]尿管結石(8年前,自然排石)
[常用薬]なし
[社会歴]喫煙:しない.飲酒:ビール350mL/日,週2日
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