増刊号 早わかり診療ガイドライン100—エッセンス&リアルワールド
神経
56 てんかん—てんかん診療ガイドライン2018
髙木 俊輔
1
1東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科精神行動医科学
pp.242-245
発行日 2020年4月1日
Published Date 2020/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402226872
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
押さえておきたい必須ポイント!
・抗てんかん薬治療は初回発作では開始しないのが原則だが,再発率が高くなる要素があったり社会的要因で求められる場合は初回でも治療開始を考慮する.しかし,安易な治療開始は戒められる.
・新規発症部分てんかん(局在関連性,焦点性てんかん)の治療薬の第一選択は新規の抗てんかん薬が複数取り入れられ,選択肢が増えた.
・妊娠可能な女性のてんかん患者に対する治療戦略として包括的なカウンセリングが推奨されるようになり,抗てんかん薬選択ではバルプロ酸を避けた催奇形性の低い薬剤選択についての解説が充実した.
Copyright © 2020, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.