増刊号 早わかり診療ガイドライン100—エッセンス&リアルワールド
消化器
24 胃/十二指腸潰瘍—消化性潰瘍診療ガイドライン2015(改訂第2版)
水野 元夫
1
1倉敷中央病院消化器内科
pp.104-107
発行日 2020年4月1日
Published Date 2020/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402226840
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押さえておきたい必須ポイント!
・診療フローチャートは,①出血など合併症の有無,②潰瘍の2大原因であるNSAIDs内服の有無,③H. pylori感染の有無の順で進めていく.
・COX-2選択的阻害薬の登場,高齢化による低用量アスピリン(LDA)内服患者の増加などを背景として,NSAID系薬剤による薬物性潰瘍の内容が刷新されている.
・H. pylori感染やNSAIDs内服歴を有さない非H. pylori・非NSAIDs潰瘍の項目が加わり,疫学,成因,治療について記載されている.
・追補版では2015年に新しい酸分泌抑制薬として発売されたカリウムイオン競合型酸分泌抑制薬(P-CAB)であるボノプラザンや,H. pyloriの3次除菌療法のレジメンが追加された.
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