特集 今の流れに乗り遅れない!—プライマリ・ケアでの呼吸器疾患の診かた・薬の使いかた
最新の肺炎診療の考えかた
院内肺炎・人工呼吸器関連肺炎の治療—国内外のガイドラインと実臨床での考えかた
進藤 有一郎
1
1名古屋大学医学部附属病院呼吸器内科
pp.66-71
発行日 2020年1月10日
Published Date 2020/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402226667
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Point
◎院内肺炎(HAP)の原因菌では,MRSA,緑膿菌が多く,次いでメチシリン感受性黄色ブドウ球菌,肺炎球菌,肺炎桿菌が多く検出されやすい.
◎HAP,人工呼吸器関連肺炎(VAP)患者の初期抗菌薬を決定する際は,死亡リスクと緑膿菌やMRSAなどの耐性菌リスク因子を強く考慮する.
◎HAP,VAP患者の初期抗菌薬を決定する際は,自施設のアンチバイオグラムの結果も考慮する.
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