特集 枠組みとケースから考える—消化器薬の選び方・使い方
悪性腫瘍の化学療法
胃がん
舩坂 好平
1
,
前田 修
2
,
宮原 良二
3
1藤田医科大学消化管内科
2名古屋大学医学部附属病院化学療法部
3名古屋大学大学院医学系研究科消化器内科
pp.130-134
発行日 2019年1月10日
Published Date 2019/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402226006
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Point
◎化学療法の対象は切除不能・再発胃がんであり,全身状態や臓器評価から適応を判断する.
◎化学療法の主な目標は生存期間の延長であり,根治を望める治療ではないことを理解する.
◎1〜3次化学療法まで推奨レジメン,条件付き推奨レジメンが決まっており,患者の年齢,病態,身体・臓器機能,ライフスタイルなどを踏まえレジメンを選択する.
◎抗がん剤による副作用を,予防対策,投与量の減量,投与スケジュールの延期などでマネジメントしながら,効果のある治療レジメンを上手に継続する.
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