特集 これからの心不全診療への最新アプローチ—予防からチーム医療・先進医療まで
診断
うっ血性心不全の身体所見の重要性
庄司 聡
1
,
香坂 俊
1
1慶應義塾大学循環器内科 臨床研究系大学院
pp.2182-2185
発行日 2018年12月10日
Published Date 2018/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402225936
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Point
◎うっ血性心不全の身体所見を,「重要度」と「簡単度」の2軸で考える.
◎まずは「簡単度」が高い下腿浮腫,心尖拍動,ラ音から手掛ける.
◎総合評価を行うに当たってはⅢ音と頸静脈怒張が最も「重要度」(陽性尤度比)が高い.
◎うっ血の身体所見評価方法は習得するのは難しいが,積極的に取りに行く姿勢が重要であり,努力を継続していると,あるとき“ストン”と腑に落ちることがある.
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