特集 クリティカル・ケアを極める—一歩進んだ総合内科医を目指して
内科クリティカル・ケア実践編─このパターンを押さえれば8割は対応可能
てんかん重積状態の対応
安藤 宏明
1
,
丹羽 淳一
1
,
道勇 学
1
1愛知医科大学病院神経内科
pp.1523-1526
発行日 2018年9月10日
Published Date 2018/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402225788
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Point
◎てんかん重積状態は緊急事態であり,救急処置,病歴聴取,一般身体診察,神経診察,検査,治療のすべてを並行して,ポイントを絞って効率的に行う.
◎てんかん重積状態の持続は重篤な臓器障害に繋がるため,発作のコントロールが不十分と判断したら全身麻酔を躊躇しない.
◎てんかん発作後のもうろう状態の不自然な遷延や原因不明の意識障害や臓器機能障害では,非痙攣性てんかん重積状態(NCSE)を鑑別に挙げる.
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