特集 これからのガイドラインの読み方,使い方
Ⅱ.国内のガイドラインから考える
一般
けいれん性てんかん重積状態
菊池 健二郎
1
1埼玉県立小児医療センター神経科/小児てんかんセンター
pp.71-76
発行日 2025年4月20日
Published Date 2025/4/20
DOI https://doi.org/10.34433/pp.0000001558
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Summary
■けいれん性てんかん重積状態は,小児救急の現場において迅速かつ適切な対応が求められる.
■病院外治療(病院前治療)ではミダゾラム口腔用液が有用で,病院内治療においても静脈ルートが確保できない場合に有用である.
■病院内治療での第1選択薬としてベンゾジアゼピン系薬剤であるミダゾラム,ロラゼパム,ジアゼパムの3薬があり,いずれも発作停止効果は同等であるが,ジアゼパムは呼吸抑制の懸念がある.

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