特集 プロブレムから学ぶ感染症診療—すぐに役立つ厳選シナリオ30選
発熱+状況から診断する
発熱:熱傷
牧野 淳
1
1横須賀市立うわまち病院集中治療部
pp.805-808
発行日 2018年5月10日
Published Date 2018/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402225616
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Point
◎熱傷後に起こりうる感染症は,熱傷創感染,肺炎,中心静脈関連カテーテル感染,尿路感染などである.
◎熱傷創感染は,創表面の細菌数,浸潤の深度や広がり,全身症状の有無などにより分類される.
◎侵襲性感染に対してはエンピリックに広域抗菌薬を選択し,起炎菌と薬剤感受性を基にde-escalationする.
◎熱傷創感染を防ぐためには,早期(5日以内)の外科的デブリードメントと自家皮膚移植が望ましい.
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