特集 プロブレムから学ぶ感染症診療—すぐに役立つ厳選シナリオ30選
発熱+αの症状から診断する
発熱と胸部痛
林 良典
1
,
岡 秀昭
2,3
1順天堂大学医学部附属順天堂医院総合診療科
2埼玉医科大学総合医療センター総合診療心療内科
3埼玉医科大学総合医療センター感染症科
pp.772-775
発行日 2018年5月10日
Published Date 2018/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402225607
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Point
◎胸痛の性状で鑑別を絞る.吸気時の増悪や呼吸が浅い場合は胸膜痛を考える.
◎胸水があれば穿刺して性状を確認する.滲出性であれば培養や細胞診を!
◎グラム染色で起炎菌を想定し治療を開始する.
◎感染症以外では特に肺血栓塞栓症の可能性を念頭に置いて診療する.
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