特集 気管支喘息・COPD診療に強くなる
気管支喘息・COPDの初期診断はこうすべき
血液検査や呼吸機能検査,喀痰検査の最初の一歩
桂 秀樹
1
1東京女子医科大学八千代医療センター呼吸器内科
pp.33-37
発行日 2018年1月10日
Published Date 2018/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402225281
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Point
◎スパイロメトリーはCOPDの診断には必須の検査であり,気管支拡張薬吸入後の1秒率が70%未満であれば,気流閉塞ありと判断する.
◎慢性期の進行したCOPDやCOPD増悪では,治療方針決定のために,高炭酸ガス血症の有無を確認するため動脈血ガスを実施することが望ましい.
◎喀痰好酸球数,末梢血好酸球は,吸入ステロイドの有効性や増悪リスクの予測因子になりうる可能性が示唆されているが,今後のさらなる検討が必要である.
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