特集 内科医のためのクリニカル・パール3
内分泌・代謝
糖尿病薬物療法(経口薬)のクリニカル・パール
弘世 貴久
1
1東邦大学医学部内科学講座糖尿病・代謝・内分泌学分野
pp.1697-1699
発行日 2017年9月10日
Published Date 2017/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402225125
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経口薬7カテゴリーと注射薬2カテゴリー─禁じ手となる症例をまず知ることから
現代の2型糖尿病の薬物療法は20年前と比較すると多岐にわたる.いったい,どの薬をどんな患者に使用すればよいのかわからない.臨床研究でよくあるテーマは「レスポンダー(効果の出やすい患者)がどんな症例か」ということであるが,それを考える前に薬剤を使ってはいけない患者について熟知しておきたい.
経口薬に共通する「投与を避けるべき病態」について列挙すると,以下のようになる.
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