特集 がん診療—内科医が知りたい30のエッセンス
内科医が知りたい主ながん種の知識─診断から治療まで
【消化器がん】
早期胃がんの診断・治療について教えてください
高丸 博之
1
,
吉永 繁高
1
,
小田 一郎
1
1国立がん研究センター中央病院内視鏡科
pp.1208-1212
発行日 2017年7月10日
Published Date 2017/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402225007
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Point
◎早期胃がんでは,内視鏡治療に対する絶対適応病変,適応拡大病変があり,術前の範囲診断,深達度診断が重要である.
◎内視鏡による存在診断,範囲診断は粘膜の色調変化やインジゴカルミン色素撒布およびNBI拡大観察によって行う.
◎外科的切除の適応となる早期胃がんに対する術前内視鏡検査では,術式を念頭に置いた正確な範囲診断が要求される.
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