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連載 Inpatient Clinical Reasoning 米国Hospitalistの事件簿・11
To be (nephrosis) or not to be, that is the question.
To be (nephrosis) or not to be, that is the question.
石山 貴章
1
1魚沼基幹病院 総合診療科
pp.1150-1153
発行日 2017年6月10日
Published Date 2017/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402224992
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前回とは打って変わって,今回は完全なる失敗談.しかも通常とは異なり,他院で行われている臨床推論カンファレンスでのケースだ.近隣の長岡赤十字病院の総合診療科より依頼を受けて,2カ月に1回,私はこのカンファレンスに講師として参加している.内容は,私がまったく関わっていないケースをその病院の研修医がプレゼンテーションし,私は皆の前で自分の考えていることを「声に出しながら」臨床推論していくというものだ.また,要所要所で簡単なレクチャーも入れるように心がけている.
このカンファレンスを,私は勝手に“Think Out Loud Conference”と名付けている.たとえ私が最終診断で間違った結論に至ったとしても,診断に迫るまでの思考プロセスを学んでもらおうとの意図がある.とはいえ,私も人間.やはり人前で大きく間違うのは,それなりに恥ずかしい.
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