特集 どうする? メンタルな問題—精神症状に対して内科医ができること
精神症状に対応するための知識・考え方
精神科治療薬の依存と副作用
仙波 純一
1
1さいたま市立病院精神科
pp.1989-1991
発行日 2016年11月10日
Published Date 2016/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402224468
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ポイント
●精神科治療薬のなかで依存性をもつものは抗不安薬と睡眠薬である.
●抗不安薬,睡眠薬,抗うつ薬を突然に中止すると離脱症状や中止後症候群が出現することがあるので,これらの薬物の中止の際は,ごく緩徐な減量が必要である.
●離脱症状は患者のもともとの症状の増悪と区別しづらく,鑑別に注意が必要である.
●安易な薬物の開始や増量,多剤併用などは,中止を困難にさせる大きな要因である.
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