特集 超高齢時代の内科診療
感染症
高齢者の感染症診断のこつ
杤谷 健太郎
1
1京都大学大学院医学研究科社会健康医学系専攻医療疫学分野
pp.1590-1593
発行日 2016年9月10日
Published Date 2016/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402224368
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ポイント
●高齢者では急性の意識障害の原因が感染症であることが多い.
●高齢者は体温が上がりにくいため,37℃台の微熱,あるいは平熱でも感染症を念頭に置く.
●肺炎,尿路感染は頻度が高いため,常に鑑別上位に考える.
●尿路感染と診断する際は,本当にほかの診断でないか懐疑的になるべきである.
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