特集 内科医がになう骨粗鬆症—診療と生活指導の最新情報
続発性骨粗鬆症
薬剤性骨粗鬆症
早川 伸樹
1
1名城大学薬学部臨床薬物治療学Ⅰ
pp.474-478
発行日 2016年3月10日
Published Date 2016/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402223995
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
ポイント
●種々の治療薬が骨代謝へ負の影響を与える.長期間の服用を要する場合,薬剤選択と骨折予防に十分注意する必要がある.
●乳癌または前立腺癌に対する内分泌療法は骨密度を有意に低下させ,乳癌に対するアロマターゼ阻害薬は骨折リスクを上げる.
●いくつかの生活習慣病治療薬が骨代謝に負の影響を与える.チアゾリジン薬,ループ利尿薬,プロトンポンブ阻害薬などがある.
●選択的セロトニン再取り込み阻害薬や抗けいれん薬も骨代謝へ負の影響を及ぼす.
Copyright © 2016, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.