特集 脳卒中はこう診る—新ガイドラインで何が変わったか
脳卒中の予防治療と慢性期治療
無症候性脳梗塞の治療
小黒 浩明
1
,
山口 修平
1
1島根大学医学部附属病院神経内科
pp.314-316
発行日 2016年2月10日
Published Date 2016/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402223959
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ポイント
●無症候性脳梗塞は,MRI T2画像にて最大径3mm以上15mm未満の高信号,T1で低信号,FLAIRで等〜高信号の辺縁不明瞭な病変であり,多くは脳深部のラクナ梗塞である.
●無症候性脳梗塞の病変増加予防に,降圧薬のカルシウム拮抗薬が有効とする報告がある.
●無症候性脳梗塞に対する抗血小板薬の予防的投薬は勧められず,十分な降圧治療が優先される.
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