今月の主題 ブレインアタック2006―t-PA時代の診断と治療
脳卒中慢性期の管理
無症候性脳梗塞,脳出血,動脈瘤の管理
斎藤 こずえ
1
,
上野 聡
1
1奈良県立医科大学神経内科
pp.314-316
発行日 2006年2月10日
Published Date 2006/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402100524
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ポイント
・無症候性脳梗塞を有する人は,脳卒中発症率が高く,その原因を検索しリスクに応じた治療をすることが重要である.
・無症候性脳出血は高血圧や,ラクナ梗塞,症候性脳出血と関連している可能性があり注意が必要である.
・無症候性未破裂動脈瘤の治療は動脈瘤の大きさ,形,部位,多発性,患者の年齢,性別,家族歴,高血圧や喫煙などリスクに応じて治療する.
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