特集 脳卒中はこう診る—新ガイドラインで何が変わったか
脳卒中の予防治療と慢性期治療
心原性脳塞栓症の一次予防と二次予防
長尾 毅彦
1
1日本医科大学多摩永山病院神経内科
pp.302-305
発行日 2016年2月10日
Published Date 2016/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402223955
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ポイント
●最大の基礎心疾患である非弁膜症性心房細動への対策が最重要課題である.
●予防には抗凝固療法が必須となる.
●発作性や低リスクの心房細動症例であっても,脳梗塞発症は少なくない.
●アジア人においてワルファリンでは重度の頭蓋内出血が出やすいが,直接阻害型経口抗凝固薬では頭蓋内出血はきわめて少なく,十分量の投与が可能である.
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