特集 脳卒中:内科医が知っておくべき最新診療
一次予防と再発予防 心原性脳塞栓症の再発予防
安田 高志
1
,
野川 茂
1東海大学医学部付属八王子病院 脳神経内科
キーワード:
Warfarin
,
再発
,
出血
,
心臓疾患
,
心房細動
,
リスク評価
,
脳塞栓症
,
二次予防
,
Apixaban
,
Dabigatran
,
Rivaroxaban
,
Edoxaban
,
Idarucizumab
,
Prothrombin Complex Concentrates
Keyword:
Atrial Fibrillation
,
Hemorrhage
,
Dabigatran
,
Heart Diseases
,
Rivaroxaban
,
Risk Assessment
,
Warfarin
,
Recurrence
,
Intracranial Embolism
,
Idarucizumab
,
Secondary Prevention
,
Prothrombin Complex Concentrates
,
Apixaban
,
Edoxaban
pp.659-665
発行日 2021年5月1日
Published Date 2021/5/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00697.2021216715
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<Headline>1 心原性脳塞栓症は、心房細動をはじめ、様々な心疾患が原因で発症する虚血性脳血管障害である。2 近年、人口の高齢化に伴い、心房細動の有病率も増加しており、脳血管障害における心原性脳塞栓症の割合も上昇している。3 再発予防には抗凝固療法が主体になるが、薬剤の特性を正しく理解し、患者に適した薬剤を投与することが重要である。4 ワルファリン内服時の重篤な出血や緊急手術・処置に対しては、ケイセントラが用いられる。5 ダビガトラン内服時の重篤な出血や緊急手術・血栓溶解療法を含む処置に対しては、イダルシズマブ(プリズバインド)の使用を考慮する。
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