特集 脳卒中はこう診る—新ガイドラインで何が変わったか
脳卒中の急性期治療
脳梗塞へのtPA静注療法の今
青木 淳哉
1
,
木村 和美
1
1日本医科大学大学院医学研究科神経内科学分野
pp.278-282
発行日 2016年2月10日
Published Date 2016/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402223949
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ポイント
●最新のメタ解析では,発症4.5時間以内の急性期脳梗塞に対するrecombinant tissue plasminogen activatorを用いた経静脈的な血栓溶解療法(tPA静注療法)の有効性と安全性が改めて示された.
●tPA静注療法の転帰改善効果は,主幹動脈閉塞の部位や神経重症度,年齢で異なる.
●現在,軽症例や発症時間不明の脳梗塞例に対するtPA静注療法など,いくつかの前向き研究が進行中である.
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