特集 糖尿病治療薬Update—適正使用に向けて
1型糖尿病への対応
膵島関連自己抗体—いつ,どの抗体を測定すべきか?
藤田 有可里
1
,
今川 彰久
1
1大阪大学大学院医学系研究科内分泌・代謝内科
pp.99-101
発行日 2016年1月10日
Published Date 2016/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402223906
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ポイント
●現在測定することのできる膵島関連自己抗体にはGAD抗体,IA-2抗体,IAA,ICA,ZnT8抗体などがある.
●1型糖尿病を疑う症例では,発症早期に複数の膵島関連自己抗体を組み合わせて測定するのが望ましい.
●発症時には2型糖尿病の病態を示す症例においても,緩徐進行1型糖尿病との鑑別のため,発症早期の段階でGAD抗体を測定することが望ましい.
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