Japanese
English
今月の特集1 糖尿病関連検査の動向
膵島関連自己抗体の意義
Islet-related autoantibodies
藤澤 玲子
1
,
今川 彰久
1
1大阪医科大学内科学I
キーワード:
グルタミン酸脱炭酸酵素(GAD)抗体
,
IA-2抗体
,
インスリン自己抗体
,
IAA
,
ZnT8抗体
,
膵島細胞抗体
,
ICA
Keyword:
グルタミン酸脱炭酸酵素(GAD)抗体
,
IA-2抗体
,
インスリン自己抗体
,
IAA
,
ZnT8抗体
,
膵島細胞抗体
,
ICA
pp.1420-1425
発行日 2019年12月15日
Published Date 2019/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542202221
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Point
●1型糖尿病は,主たるものは自己免疫機序により膵β細胞が障害されることに起因し,血中膵島関連自己抗体が診断のマーカーになる.
●グルタミン酸脱炭酸酵素(GAD)抗体,IA-2抗体,インスリン自己抗体(IAA),ZnT8抗体,膵島細胞抗体(ICA)が主要な膵島関連自己抗体として臨床応用されている.
●日本人1型糖尿病(自己免疫性)の90%以上はGAD抗体,IA-2抗体,IAA,ZnT8抗体のうち少なくとも1抗体を有するが,多種類測定することで1型糖尿病の診断能が向上する.
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