連載 総合診療のプラクティス 患者の声に耳を傾ける・14
患者が自ら語らない症候を引き出す
山崎 海成
1
,
見坂 恒明
2
1公立豊岡病院総合診療科
2神戸大学大学院医学研究科地域医療支援学部門
pp.1838-1841
発行日 2015年9月10日
Published Date 2015/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402223730
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医療面接では,しばしば患者は自分が最も気になることのみを話し,それに付随,あるいは同時期に起こったことでも,「関連性がないだろう」と判断すれば,語らないことがあります.そうした語られない所見を患者から引き出すきっかけとなるのが,システムレビューや丹念な身体診察です.今回は,浮腫を主訴に受診した患者で,システムレビューと局所の診察により,診断に結びついた症例を紹介します.
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