特集 内科プライマリケアのための消化器診療Update
胆・膵疾患
急性胆管炎
松浦 弘尚
1
,
乾 和郎
1
,
片野 義明
1
,
三好 広尚
1
,
山本 智支
1
1藤田保健衛生大学坂文種報德會病院消化器内科
pp.1782-1784
発行日 2015年9月10日
Published Date 2015/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402223719
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ポイント
●急性胆管炎を疑った場合,診断基準の臨床所見(発熱・黄疸など)をチェックする.
●診断に必要な検査として血液検査,腹部超音波を行い,できる限りCTも実施する.
●診断がつき次第,初期治療(絶食,補液,電解質補正,full doseの抗菌薬)を開始する.
●重症度判定基準を行い,中等症以上では全身管理と緊急胆管ドレナージを実施する.
●専門医不在や胆管ドレナージ不可能な場合は,専門施設への搬送を検討する.
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