特集 循環器薬up to date 2015
慢性期治療─しばしば遭遇する疾患
肺高血圧症
福井 重文
1
,
中西 宣文
2
1国立循環器病研究センター肺循環科
2国立循環器病研究センター肺高血圧症先端医療学
pp.88-93
発行日 2015年1月10日
Published Date 2015/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402223029
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ポイント
●まず投薬の前に肺動脈性肺高血圧症(PAH)の確定診断と病型分類,重症度評価が重要である.
●診断後早期に肺高血圧症診療の経験豊富な専門施設への紹介が望ましい.
●カルシウムチャネル拮抗薬(CCB)は,急性肺血管反応性試験陰性例では漫然と継続しない.
●PAH特異的治療薬は,個々の副作用や薬剤間の相互作用に十分注意する.
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