今月の主題 凝固・線溶系の臨床1989
全身性疾患と凝固・線溶系
糖尿病—糖尿病における止血因子とその変動
服部 晃
1
,
和田 研
1
1新潟大学医学部・第1内科
pp.2369-2371
発行日 1989年11月10日
Published Date 1989/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402222939
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糖尿病において血栓症は予後を左右する大きな因子の一つであり,基礎となる血管病変や血液側の変化に対してさまざまな検索が行われてきた.
一般には血液は過凝固状態にあると考えられる.これは本症の治療方針や薬剤の選択にも大きく係ってくる重要なポイントと考えられる.しかし具体的にどのように本症の病因,病態進展と関連しているかは不明の点も多い.
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