今月の主題 内科医のための他科疾患プライマリ・ケア
小児科
小児の常用薬用量
武内 可尚
1
1川崎市立川崎病院・小児科
pp.826-829
発行日 1989年5月10日
Published Date 1989/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402222463
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
小児の薬用量は体重あたりで計算すると成人に比べ一般に多くなるが,体表面積の割合からみると,成人量と似通った量になる.
体表面積(cm2)=5.99√体重(g)×身長(cm)で,日本人の標準的体格で計算すると,新生児0.2m2,6カ月児0.44m2,2歳児0.6m2,4歳児0.75m2,10歳児1.0m2,成人1.68m2となる.これを体重で比較すると,新生児0.07,10歳で0.03,成人では0.025となり,乳児が体重に比べ体表面積が大きいことがわかる.
Copyright © 1989, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.