カラーグラフ 冠動脈造影所見と組織像の対比・1【新連載】
冠動脈造影所見と模式図/加齢に伴う冠動脈病変
堀江 俊伸
1
1東京女子医科大学・循環器内科
pp.138-140
発行日 1989年1月10日
Published Date 1989/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402222292
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
冠動脈造影法は虚血性心疾患の診断に非常に有用である.近年,狭心症や心筋梗塞の治療として経皮的冠動脈拡大術や冠動脈血栓融解療法,冠動脈バイパス手術などが本邦においても広く行われており,これらの治療法を選択するうえでも冠動脈造影上の狭窄部位がどのような病変を示しているかを知ることは非常に重要である.しかし,これまでに冠動脈造影所見と組織像を対比検討した報告は比較的少なく,必ずしも十分だとは言えない.
そこで冠動脈造影所見と組織像を対比しえた症例について疾患別にカラーグラフで呈示し,簡単な解説を加えてみたい.
Copyright © 1989, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.