今月の主題 輸液・栄養療法
各種病態における輸液のあり方
肝疾患と輸液
上桝 次郎
1
,
徳本 明秀
1
,
川崎 寛中
1
1鳥取大学医学部・第2内科
pp.2842-2843
発行日 1988年12月10日
Published Date 1988/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402222246
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肝疾患の輸液療法はその病態に応じて行う必要がある.たとえば,急性または慢性肝炎では,経口カロリー摂取不足を補う程度の輸液を行うのに対し,劇症肝炎などの急性肝不全または肝硬変による慢性肝不全の場合,肝以外の多臓器障害を併発しているので,綿密な輸液管理が重要となる.本稿では主要な肝疾患をとりあげ,それらに対する輸液療法のポイントを述べる.
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