増刊号 診断基準とその使い方
VIII.膠原病・免疫・アレルギー
2.全身性エリテマトーデス(SLE)
横張 龍一
1
1国立病院医療センター・内科
pp.2084-2087
発行日 1988年9月30日
Published Date 1988/9/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402222006
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■SLEの診断基準
「SLEと診断するには,これだけの条件を満足すべきである」あるいは「これこれの条件を満たしていれば,SLEの診断以外は考えられない」というような診断基準(diagnostic criteria)は,提唱されていない.診断基準としてしばしば引用されるアメリカリウマチ協会(ARA)の基準は,分類基準(classification criteria)として発表されたものである.分類基準は一種の約束事であり,SLEに関する研究報告に際し,この分類基準を適用することによって,対象とした患者の診断を保証することを目的としている.
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