今月の主題 リウマチとその周辺
座談会
リウマチの治療—最近の考え方
柏崎 禎夫
1
,
延永 正
2
,
工藤 洋
3
,
東 威
4
1北里大学医学部内科
2九州大学生体防御医学研究所付属病院内科
3国立相模原病院整形外科
4聖マリアンナ医科大学第1内科
pp.1031-1042
発行日 1988年6月10日
Published Date 1988/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402221718
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東(司会) 私は昭和31年にインターンを終わっておりますが,日本リウマチ学会の第1回大会が開かれたのが昭和32年です.もちろんこの第1回大会は,今日みたいな立派な形のものではなく,同好会的なものだったということですが,いずれにしても,30年間リウマチ学会と一緒に歩いたというと格好はいいのですが,リウマチという泥沼の中でもがいて,今日に至っています.
本日ご出席いただいた先生方も大体私と同じ年代の方で,一緒にもがいていたわけですが,最近ようやく少し岸に手がかかりかけた,何とかこの泥沼から抜け出すことができるのではなかろうか,という感触が得られるようになったと思っております.
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