今月の主題 消化性潰瘍とその周辺
上部消化管出血へのアプローチ
診断
小林 正文
1
,
津久井 拓
1
,
秦泉寺 亮
1
,
大矢 智恵
1
,
渡 淳
1
,
高田 啓介
1
1日本医科大学・第3内科
pp.412-415
発行日 1988年3月10日
Published Date 1988/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402221565
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消化性潰瘍の合併症のなかで,出血は最も頻度が高く,また上部消化管出血の原因として消化性潰瘍は,その第1位を占めている.したがって,日常の臨床の場で消化性潰瘍の出血例を診ることはきわめて多い.出血の程度も便潜血反応により証明される程度の例から,ショック状態に陥る例までさまざまであり,重症例では早期に適切な処置が取られないと生命の予後に大きな影響を及ぼすことになる.
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