グラフ 消化管造影 基本テクニックとPitfall
胃(13)—接吻潰瘍,線状潰瘍,穿通性潰瘍
西俣 寿人
1
,
西澤 護
2
1鹿児島大学医学部・第2内科
2東京都がん検診センター
pp.1670-1677
発行日 1987年9月10日
Published Date 1987/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402221110
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西澤 今回は良性の胃潰瘍についてお話を伺いたいと思います.良性潰瘍では癌との鑑別が一番重要ですが,これについてはすでにこのシリーズで済んでおりますので,それ以外の問題点について考えてみますと,まず確実な拾い上げ診断,次にはその潰瘍がオープンか,瘢痕か,それに難治性潰瘍かどうか,それから一番難しいのは,出血や穿孔を予知できるかどうか,などの問題点が残っていると思います.まず,見つけ出し診断と,単発か,多発か,線状かというような性状診断からお話を伺いたいと思います.
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