グラフ MRIの臨床
胆嚢,膵,腎
西村 一雅
1
1京都大学医学部・放射線科・核医学科
pp.1666-1669
発行日 1987年9月10日
Published Date 1987/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402221109
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
上腹部臓器のMRI診断は,肝に関してはX線CTとほぼ比肩しうるレベルに近づいているが,胆道系,膵疾患また腎疾患に関しての評価はいまだに定まっていない.ここでは筆者らの経験をもとに,現在MRIで何が見えて何が見えないのかを紹介する.筆者らの用いているMRI装置は,GE社製超伝導1.5テステの装置である.ハルス系列はT1強調像としてPartial Saturation法(PS)でTR=600msec,TE=25msec,信号加算4回,プロトン密度強調像,T2強調像としてSpin-echo法(SE),TR=2,000msec,TE=20/60msec,信号加算2回を用いている.スライス厚はすべて5mmで,撮像マトリックスは256×256である.
Copyright © 1987, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.