今月の主題 肝・胆・膵疾患の画像診断
各検査法の進歩と限界
胆・膵画像診断のすべて
単純X線写真におけるレントゲンサイン
今西 好正
1
,
石川 徹
1
1聖マリアンナ医科大学・放射線科
pp.1176-1182
発行日 1987年7月10日
Published Date 1987/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402221007
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
近年,超音波検査,CT,ERCPなどによる画像診断の発展は目覚ましく,胆道系や膵臓の疾患に対する診断に大きな役割を果たしている.とくに,超音波検査は,胆道系の診断に関してはその有用性が認められている.
しかしながら,日常診療においては,腹部単純写真が最初に撮影されることが多く,その読影が正しく十分に行われることが,次に何をなすべきかを決定するのに不可欠である.このことを考えると,画像診断の原点ともいうべき腹部単純写真は,その重要性をますます増してきているように思われる.
Copyright © 1987, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.