今月の主題 肝・胆・膵疾患の画像診断
各検査法の進歩と限界
胆・膵画像診断のすべて
超音波検査
東 義孝
1
1福岡大学医学部・放射線科
pp.1184-1187
発行日 1987年7月10日
Published Date 1987/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402221008
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超音波診断の進歩は,装置の進歩とともにあったといってよい.すなわち,約10年前にリニア電子スキャナが実用化されて,解像力と操作性が飛躍的に向上した.その結果,超音波診断が爆発的に普及し,多くの知見が集積された.しかしその装置の性能も2,3年前にピークに達し,最近は新しいスキャン方式の開発や,特殊用途の装置の開発に主力が注がれている.
超音波診断の利点と欠点を,胆・膵領域に焦点を絞って列記してみると,表1のようになる.
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