講座 内科診療における心身医学的アプローチ
呼吸器疾患—気管支喘息,過換気症候群,神経性咳嗽,肺気腫
永田 頌史
1
,
木原 廣美
1
,
吾郷 晋浩
1
1九州大学医学部・心療内科
pp.728-736
発行日 1987年4月10日
Published Date 1987/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402220917
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呼吸器系疾患の中には,身体的な側面からの治療だけでは当初の計画通りの治療効果があげられないが,それに心理・社会的な側面からの治療を加えると—bio-psycho-social approachを行うと,軽快または治癒せしめることが容易になる疾患がある.
ここではそのような疾患として,まず気管支喘息,過換気症候群,神経性咳嗽を取りあげ,ついで器質的病変が明らかであるが心身両面より治療することによって軽快または進行を遅らせうる疾患として肺気腫を取りあげて略述する.
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