今月の主題 呼吸不全とその管理
editorial
呼吸不全—その新しい臨床的アプローチ
宮城 征四郎
1
1沖縄県立中部病院・診療部
pp.566-569
発行日 1987年4月10日
Published Date 1987/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402220875
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"呼吸不全"という病態は,きわめて難解で取り扱いにくい分野であるという印象が,本邦の臨床医の間では概して支配的である.
その主な理由の1つに,日本の卒前・卒後の臨床医学教育の中に占めるacute medicineの比重があまりにも小さいことが挙げられ,また,この病態を扱う本邦の麻酔科医や呼吸器科医によるミスリードが大きく影響しているものと思われる.
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